この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
(このチョコチップ美味しそう。でもこっちの抹茶も捨てがたい……)
「うーん……」
「……フッ」
ショーケースを睨む勢いで真剣になっていると、横にいた郁人が笑みを漏らす。
「あ、いやすいません。心音さんがあまりにも可愛かったものですから」
郁人があまりにさらりとそう言うものだから、心音は照れしまい、上手い反応できず、目の前にあるジェラートに視線を落とすしかない。
ぎゅっと、胸に抱いていた花束を抱きしめる。
(本当に郁人さんは……無自覚に私をドキドキさせる)
「何で迷っていますか」
「このチョコチップと抹茶で」
「じゃあ、その二つにしましょう」
「え、そんな、郁人さんは好きなの選んでくださいよ」
「俺は心音さんが選んだのを一緒に食べたいのでいいんですよ。コーンとカップ、どっちにしますか?」
「……コーンで」
「トッピングはしますか?」
「じゃあ、クッキーを……」
「分かりました」
郁人は優しく笑うと、店主にジェラーを注文してくれる。
心音が会計でお金を出そうとすると、郁人にさらっと阻止される。