この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
どれくらいの時間だったかは分からない。郁人とのキスに夢中になっていると、演奏は止まり、拍手が湧き起こる。
互いに名残押しそうに唇を離すと、郁人は心音の耳元でそっと囁く。
「君が欲しい」
心臓がこれまでにないくらいにドクンッと大きく音を立て波打つ。
郁人の深みのある声と甘い言葉に、心音は体の奥から熱が湧き上がるのを感じた。
頬を赤く染めた心音が視線を逸らしながら頷くと、郁人は心音の手を握り、足早に歩き出した。
近くにあったビジネスホテルに入ると、空きがあった二人用の部屋を取った。
部屋に入ると、シャワーを浴びることもなく、郁人は心音をベッドに押し倒した。
四つん這いになり心音を見下ろす。
「んっ……」
手の甲でそっと頬を撫でられ、片手を添えられる。