この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
冷たい郁人の手が気持ちよくて、心音は両手でぎゅっと郁人の手を握った。
衝動にでも堪えるように、じっと息を押し殺し心音を見つめる郁人。
その目は、その耳は、その肌は、目の前にいる心音だけに集中していた。
ゆっくりと顔を寄せられ、心音は大きく息を飲んだ。
「止めるなら今です。これ以上はできません」
余裕がないのか、そう言った郁人の声に、少しだけ焦りを感じた。
心音は郁人の首に両腕を巻き付けると、彼を真っ直ぐに見つめ返しながら言う。
「止めません。郁人さんも、止めないで……」
弱々しく乞う心音に、郁人はストッパーが外れたかのように、深く熱いキスをしてきた。
両手で顔を包まれされるキスは、呼吸をするのも忘れてしまいそうなほどに情熱的で、心音はついていくのに必死だった。
もう止められない。止まらない。
心音は郁人に溺れた__。