この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
心臓をドキドキさせながら、通り過ぎていく郁人の背中を見ていると、触れられた手に違和感を感じる。
手を広げると、小さく折り畳められたメモ用紙があった。
今夜、食事に行きませんか?
メモ用紙にはそう書かれていた。
その下には、郁人のものと思われる携帯番号も書かれている。
「どうしたんですか?」
横から安藤と松下に覗き込まれて、心音は慌ててメモ用紙を畳んで手の中に隠した。
「なんでもありません!行きましょう」
そう言い、心音は歩き出す。
松下と安藤は不思議そうに顔を見合わせると、心音の後を追った。