この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
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「おつかれさまです。お先に失礼します」
オフィスを後にした心音は、急いで会社を出た。
時刻は午後十八時十五分。
郁人と十八時に会社近くの公園で待ち合わせをしていたが、来週の試食会の準備に手間取ってしまい、時間に遅れてしまっていた。
走って公園に向かうと、公園の前に止めた高級車に背を預ける郁人がいた。
声をかけてしまうのが遅れたのは、腕を組み待つ郁人の姿がCMのようだったからだ。
「心音さん!」
心音に気づいた郁人が車から背を離し、笑みを浮かべ手を振ってくる。
「すいません、遅れてしまって」
心音は言いながら駆け寄る。
「大丈夫ですよ。お仕事おつかれさまです」
そう、郁人は心音に微笑む。
「郁人さんも、お仕事おつかれさまです」
郁人が車の助手席を開けてくれ、心音は車に乗り込む。
運転席に乗り込んだ郁人は、心音がシートベルトをつけたことを確認すると、車を発進させた。
「郁人さん、ご自分で運転されるんですね」
「プライベートは自分でしますよ」
確かに、お昼に見た高級車とはまた違う車だった。
これは郁人の自家用車だと言うことだろう。