この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

心音が女性店員に言われ、ソファに座ったところだった。

他の店員が慌てた様子でこちらにやって来たのは。

二人は郁人と心音に聞こえないように小さな声で話す。

その表情は困惑してる。

何やらトラブルがあったようだ。

「行っていい」

郁人がそう言うと、女性店員は申し訳なさそうに一礼すると、バックヤードに消えていく。

心音が試着用のパンプスを脱ぎ、ハイヒールに履き替えようとすると、郁人が心音の前に跪いた。

「郁人さん?」

郁人が心音の足に触れ、心音は思わず足を引っ込ませた。

「自分でできます」
「やりたいんだ。俺にさせて」

笑みを浮かべ見上げながらそう言われ、心音はドキッとする。

郁人は心音の足首に片手を添えるようにして、そっと持ち上げる。

心音の心臓は急速に鼓動を速めた。
< 82 / 224 >

この作品をシェア

pagetop