この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
心臓をバクバクさせながら、郁人が自分の足にハイヒールを履かせてくれる様を見る。
こんなことされたら、自分がお姫様にでもなってしまったかのように思える。
ハイヒールはピッタリと、心音の足にはまった。
「わぁ……」
(ブランドの靴、履いちゃった)
心音はかかとをつけたまま、両足の先を少し持ち上げ、ハイヒールを見つめる。
鏡の前に立つと、鏡に映った自分の姿に、心音は我ながら惚れ惚れした。
(これが、私……?)
「魔法みたい……」
思わず呟いた心音の一言に、郁人は笑みを浮かべる。
「魔法ではなく、心音さんが美しいからですよ」
後ろに立った郁人に、鏡越しに見つめられながらまたストレートなことを言われ、心音はどう返して良いのか分からず、視線を彷徨わせる。
「それから……」
鎖骨にひんやりと何かが触れる。
見ると、それは先ほど心音が見ていたダイアモンドのジュエリーだった。