この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
「髪を上げて、つけてあげるから」
そう言われ、心音は戸惑いながらも髪を持ち上げると、郁人はジュエリーの留め金を止める。
「思った通り、よく似合っています」
鏡越しに心音の胸元で輝くジュエリーを見ながら、郁人は満足げに言う。
「これでお願いします」
いつの間にか戻ってきていた女性店員に郁人はそう告げる。
「かしこまりました。では、お会計はこちらでお願いいたします」
「え、ちょ、郁人さん!?」
女性店員の後に続こうとする郁人を心音は引き止める。
「どういうことですか?」
「どうって……心音さんにプレゼントですよ」
「私に……?さっき、プレゼントを贈りたい人がいるって」
「心音さんのことです」
「えっ……」
驚いた心音に、郁人は「フッ」とおかしそうに笑う。
「やっぱり分かっていなかったんですね」
「そんな……嬉しいですけど、こんな高い服、それに靴にジュエリーまでいただけません」
総額いくらになるのか、考えただけでも恐ろしい。