この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
「好きな女性を自分が選んだ洋服で着飾らせたい。独占欲なんでしょうか?それに、俺が君に何かしてあげたい。その気持ちがこうさせている。だから遠慮なんてしないで受け取ってほしい」
そう言い、郁人は心音の片手を取ると、熱い眼差しを向けながら、そっと手の甲にキスをする。
「綺麗だ」
心臓が、爆発してしまうのではないか。
心音は冗談なしにそう思った。
そこまで想ってしてくれる郁人の気持ちを無下にしたくないと、心音は洋服とジュエリーを身につけてお店を後にした。
車は中心街を外れ、中道に入る。
二十分ほど走ると、立派な門構えの和風料亭が見えた。
車が敷地内に入ると、中から着物姿の中年女性が出てくる。
入り口の前に車を停め降りると、女性は品の良い笑みを浮かべた。
「お待ちしておりました、白金様」
「女将さん、お久しぶりです」
「お久しぶりでございます、郁人お坊っちゃま」
「お坊っちゃまはもうよしてくださいよ。俺はいい大人です」
「ふふっ、そうでしたわね。昔の癖でついね」