この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました

駅までで大丈夫だと言ったが、郁人は少しでも君といたいからと、心音を自宅まで送った。

マンションに着くと、心音と郁人は車から降りる。

「今日は突然の誘いに、ありがとうございました」
「いえ、楽しかったです。こんな素敵な洋服と靴、それにジュエリーまで、本当にありがとうございます。それに、ご両親との大切な場所に、私を連れて行ってくださって、ありがとうございます」

郁人は心音の肩に片手を置くと、心音の額に触れるだけの優しいキスを落とす。

「おやすみなさい、心音さん」

そう言い、心音から離れてゆく郁人。

ベルガモットの香りが弱まる。

「……心音さん?」

不思議そうな郁人の問いかけに、心音はハッとする。

無意識に、郁人の手を掴んでいたのだ。

「あっ……すいません、私ってば」

(何してるんだろう……分からないけど、このまま郁人さんに帰ってほしくないと思った)
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