この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
少しは時間が経ったから多少はマシになったかと思っていたが、いざ二人を前にすると、何も言えなくなって怖気付いてしまう。
すると、突然、会場が騒がしくなる。
何事かと思い食堂の入り口に目を向けると、そこには郁人がいた。
颯爽と現れた郁人に、社員達は驚き、椅子から立ち上がり挨拶をする。
「構わず食事を続けて下さい」
郁人は社員達にそう言うと、真っ直ぐに心音の前に来た。
「社長、お越しになって下さったんですね」
すぐに安藤が社長の前に出てそう言う。
「ええ、カップケーキをいただけますか?」
「もちろんです。天野さんお願い」
「は、はい……!」
安藤部長に言われ、心音はお皿をカップケーキを乗せ、郁人に手渡す。
「ありがとうございます」
受け取られる瞬間、指先が触れ合い、心音はドキッとする。