この恋は制御不能です!愛を知らない冷徹社長に一目惚れされて、交際0日でプロポーズされました
商品開発部のキッチンに着くと、冷蔵庫からカップケーキを取り出し、ケースにカップケーキ入れる。
再び食堂に戻るのに、廊下に出て歩いている時だった。
「あっ、天野さんだ」
向かいから、美鈴と康太郎が歩いてきた。
心音は咄嗟に俯く。
「さっきのカップケーキ、とっても美味しかったです」
「……そうですか」
「ね、康太郎さんもそう思うでしょ?」
美鈴は後ろに立っていた康太郎へ振り向き聞く。
「……ああ。でも少し甘かったな。社長は良い言ってたけど」
そう言い腕を組む康太郎。
「イタリア帰りだがなんだか知らないけど、どうせコネでうちの社長になったんだろうし、大したことないんだろうな」
鼻で笑いながらそう言った康太郎に、心音は苛立ちを感じる。
「確かにあり得そう。でも、あれだけイケメンで背も高かったら、会社の良い広告にもなるしね」
「美鈴の言う通りだな」
笑いながら郁人を馬鹿にするような発言をする二人。