遅かれ、早かれ、恋になりまして。
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水曜日の朝。電車の中で、つり革を持ちながら、もうそれが当たり前になりかけていることに気づく。
……今日もいないんだな、って。
別に期待しているわけじゃない。わざわざ探しているわけでもない。一応、いつもと同じ時間。いつもと同じ電車。いつもと同じ朝。なのに、そこだけが最近ずっと空いている。
最初は「早いのかな」とか「遅いのかな」とか、そんなふうに考えていた気がする。でも、何日か続くと、理由を探すこと自体が無意味になってくる。
ただ、いない。それだけ。
私の出勤時間は変わらないし、生活だって何も変わらないのに。
扉のところ。Airpodsをつけて無表情で窓の外を眺めている有馬さんはいない。
仕事も忙しいのか、用があってNEXERAに電話をかけて担当者を頼んでも、出てくるのは有馬さんじゃなくて田島さんのことが多い。
まあ、私と違って何件も仕事抱えてそうだし…。
結局、あの日の有馬さんの真相は聞けないまま。
『誰にでも、優しいわけじゃないよ』
なんて、だったらなんで私には優しくするの!って、やっぱりあの場で聞いておけばよかった。
水曜日の朝。電車の中で、つり革を持ちながら、もうそれが当たり前になりかけていることに気づく。
……今日もいないんだな、って。
別に期待しているわけじゃない。わざわざ探しているわけでもない。一応、いつもと同じ時間。いつもと同じ電車。いつもと同じ朝。なのに、そこだけが最近ずっと空いている。
最初は「早いのかな」とか「遅いのかな」とか、そんなふうに考えていた気がする。でも、何日か続くと、理由を探すこと自体が無意味になってくる。
ただ、いない。それだけ。
私の出勤時間は変わらないし、生活だって何も変わらないのに。
扉のところ。Airpodsをつけて無表情で窓の外を眺めている有馬さんはいない。
仕事も忙しいのか、用があってNEXERAに電話をかけて担当者を頼んでも、出てくるのは有馬さんじゃなくて田島さんのことが多い。
まあ、私と違って何件も仕事抱えてそうだし…。
結局、あの日の有馬さんの真相は聞けないまま。
『誰にでも、優しいわけじゃないよ』
なんて、だったらなんで私には優しくするの!って、やっぱりあの場で聞いておけばよかった。