本好きで恋愛苦手な私が推し小説家に溺愛されるまで
「可愛すぎる……」
「ええっ!?」

 私が目を丸くして驚いていると、鷹司さんの長い指が私の顎を捉えた。
 整った顔が近づいて来て、私は自然と目を瞑る。
 すぐに唇に柔らかな感触が訪れた。
 唇が離れたので目を開けようとすると、角度を変えてまたキスをされる。

「んっ」

 何度も繰り返され、少し息苦しくなった私は思わず口を開いた。

「んぅ……っ!?」

 私の口内に鷹司さんが舌を差し入れた事に気付き、頬がカッと火照る。
 恥ずかしさから身をよじるものの、鷹司さんの大きな手が私の後頭部を抑えてしまい、逃げられない。
 深く深く口付けられるたびに、ぞくぞくとした何かが体を駆け巡り、力が抜けていく。
 それに気づいたのか、私の腰に回された鷹司さんの腕に力が入った。
 自然と体が密着する。
 だんだん頭がぼーっとして、もう何も考えられない……
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