本好きで恋愛苦手な私が推し小説家に溺愛されるまで
さすが、高級ホテルのスイートルーム。バスルームは広く、まるでお姫様になったような気分。
(カップル用の部屋だから、二人で入れる大きさなのかな……)
私がバスルームから出ると鷹司さんもバスローブを着ていた。
(どういうこと!?)
顔に出ていたのか、鷹司さんがくすりと笑う。
「ここは浴室が二つあるんだ」
「二つも……! すごいですね」
「明日、一緒に入ろう」
「!」
軽い口調ですごいことを言われて、恥ずかしくて目を伏せる。
すると、鷹司さんのバスローブの胸元からたくましい体が見えて、ますます顔が赤くなっていって。
鷹司さんはそんな私を見て、蠱惑的な笑みを浮かべた。
「……あの続きをしても?」