本好きで恋愛苦手な私が推し小説家に溺愛されるまで

第十話 対面

◇◇◇

「ん……まぶし……」

 私の部屋のカーテンは、こんなに朝の光が入って来ないはず……。
 瞼を開けると目の前に眠る鷹司さんの顔があって、昨夜のことを思い出した。

 ……私、鷹司さんに抱かれたんだ。
 一部始終を思い出すと、恥ずかしくてたまらない。けれど、同時に幸せすぎて頬が緩んでしまう。
 鷹司さんの顔って本当にかっこいい。
 眺めていると、鷹司さんの瞼がゆっくりと開いた。

「……おはよう、栞……」

 少し掠れた甘い声で名前を呼び捨てにされて、胸がキュンとする。

「体の具合は大丈夫? 喉は嗄れてないか?」
「だ、大丈夫です……!」

 鷹司さんから心配をされ、昨夜のあれこれを思い出してしまい、頬に熱が集まる。

「シャワー浴びて来ます!」

 私はベッドの端に追いやられたバスローブをまとって、バスルームに行った。

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