本好きで恋愛苦手な私が推し小説家に溺愛されるまで

 デスクの椅子に座り、ノートパソコンの電源を入れた。

 私の読書感想ブログのページにアクセスする。
 ここのところ慌ただしくて、ブログを見る暇がなかったのだ。

「えっ!?」

 マイページを開くと、コメント通知が沢山来ていた。

《栞さん、更新が止まっていて心配してます》

《栞サン! 藍堂鷹司の最新刊が出ましたヨ! 感想を読みに来ましたが、お忙しいんでしょうか? 楽しみに待ってマス!》

《栞様の感想記事はいつも的を射ていて「それが言いたかった!」となるので、一番好きなんです。》

 私はコメントを読みながら泣きそうになる。
 読書をして溢れ出た感想を綴るためのブログで、いわば自己満足。
 コメントはアズライトさん――鷹司さん以外はほぼなかったから、こんなに読んでくれてる人たちがいると思わなかった。

(最新刊の感想はメモしてあるから、アップしちゃお!)

 私は手早くキーボードを操作した。
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