双葉に咲いた、ニセモノ双子。

復讐への踏み台 side心乃華

「ごめんなさい、先生! お待たせしました!」

「何のご用ですか?」



わたしの全く心を込めていない言葉に合わせて、心乃花が首を傾げる。

いつも通り、完璧な表情と角度だ。



「ああ、ふたりか。少し、君たちと話したいって人がいてね」

「「そうなんですか!」」

「うん。特殊能力警察……特能警察の人だから、悪い人ではないよ」



警察……あははっ、やっとか!

ようやく……ようやく、大手を振って復讐へ一歩踏み出せる。

わざわざこの学園に来た甲斐があった。

わざわざ目立つ訓練場で練習した甲斐があった。

チラリと心乃花の方を見ると、いつも通りの、だけどどこか嬉しそうな笑顔を見せてくれる。



「それで、あってくれるかな?」

「「はい、もちろん!」」

「よかった、それじゃあ呼んでくるね。ふたりは、多目的室に移動しておいてくれ」

「「わかりました!」」
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