双葉に咲いた、ニセモノ双子。
キラキラとした目を、黒瀬と名乗った大人に向ける。

黒瀬は、そんなわたしたちの様子を微笑ましげに見ると同時に、うっすらと冷たい視線を向けながら、椅子へ座った。



「それじゃあ、先生は仕事があるから……黒瀬さん、お話が終わったら職員室の方へお願いします」

「ええ、わかりました」



黒瀬が頷くのを確認すると、先生は軽く頭を下げてから扉の外へ出ていった。

その様子を見ながら、わたしたちは椅子に座る。



「えっと、それで……今日はどんなお話をしに来たんですか?」

「ああ、そのことだがね。君たちふたりを、特能警察に勧誘しに来たんだ」

「「わたしたちを……ですか!」」



少し驚いたような表情を、二人で作る。

黒瀬は、深く微笑みながら続けた。
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