双葉に咲いた、ニセモノ双子。
考えるような仕草をしながら、周りを観察する。
この場にはいないけど、近くで小鳥遊が聞いている可能性もある……嘘は言えないね。
だけど、「どこから来たか」、か……
この程度なら言い訳もできるし、質問として違和感がない。
そして同時に、わたしたちのことも探れる……
わたしは考えをまとめて、心乃花の手を軽く引っ張った。
「小さかったから、場所のことはあんまりわからないなぁ」
「そうだね、心乃華。詳しい場所なんて、わからないよっ」
これは、嘘ではない。
ただひたすらに走っていたから……詳しい場所は、わからない。
これだけでいい、そのはず。
だけど……
「……森の中だった気がするなぁ。ふたりで一緒に逃げてきたの!」
「そうだね、ツギハギのバケモノからっ。黒瀬さんはツギハギのバケモノについて知ってる?」
この場にはいないけど、近くで小鳥遊が聞いている可能性もある……嘘は言えないね。
だけど、「どこから来たか」、か……
この程度なら言い訳もできるし、質問として違和感がない。
そして同時に、わたしたちのことも探れる……
わたしは考えをまとめて、心乃花の手を軽く引っ張った。
「小さかったから、場所のことはあんまりわからないなぁ」
「そうだね、心乃華。詳しい場所なんて、わからないよっ」
これは、嘘ではない。
ただひたすらに走っていたから……詳しい場所は、わからない。
これだけでいい、そのはず。
だけど……
「……森の中だった気がするなぁ。ふたりで一緒に逃げてきたの!」
「そうだね、ツギハギのバケモノからっ。黒瀬さんはツギハギのバケモノについて知ってる?」