双葉に咲いた、ニセモノ双子。

約束のみみちゃん side心乃華

「……心乃花? 無理はダメよ」

「大丈夫。わたしは大丈夫」



……本当かしら。

まぁ、そう言うのなら気にしないけど。

深呼吸しながら、まっすぐ前へ進んでいく。



「どこか行きたいところは?」

「……家」

「家、ね……案内できる?」

「……たぶん」



心乃花はそう言って、わたしの手を引き歩き出した。

焼けこげたあとや赤黒いあと……

……この場所も、わたしの町と同じような目にあったのか。

思わず、心乃花と繋ぐ手を強く握る。



「……ここ、だよ。わたしの家……」



心乃花が立ち止まったのは、なんの変哲もない普通の家。

ただ、周りと同じように焼けこげたあとが数えきれないほどあり、ところどころに赤黒いあとも見えている。
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