双葉に咲いた、ニセモノ双子。
「ね、ねっ……警察さんが戦っている間に、こっそりあれ使ってラスボスのとこ行こ!」

「うんうん、大賛成っ。あれならきっとバレないよ……!」



あの黒いカードなら、誰にもバレずに移動できる。

警察が戦っている間なら、わたしたちが戦わないといけないゾンビの数も少なくなるだろう。

警察たちを呼んだのは、これが狙いだ。



「……もうすぐ、始まるね!」

「うん! もうすぐ、終わるよ!」



手をぎゅっと握る。

それと同時に、外から戦いの音が聞こえ始めた。



「もう出る?」

「う〜ん、早めに終わらせて……スッキリしちゃいたいよね」

「そうだよねぇ……もう出ちゃおっか」



わたしたちは立ち上がり、心乃華はカードを掲げる。

地面に沈んで、目の前は真っ黒に。
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