双葉に咲いた、ニセモノ双子。
「心乃花」

「うん」



心乃花が氷でゾンビを閉じ込める。

手錠も忘れずに作っていた。



「はぁ……納得いかないね」

「……うん」



スッキリしない……スッキリするために復讐を選んだのに、ね。

……まぁ、もう終わったことだし、仕方ない。

ため息をつきながら、天井が崩れて空が見えてしまっている場所へ移動する。



「ん」



心乃花が、わたしたちの足元に氷の塔を作った。

薄暗かった場所から、眩しすぎる外へ。

少し離れた森では、黒瀬や小鳥遊が戦っている様子が確認できる。

黒瀬は真っ黒い刀を作り出し、次々にゾンビの首を刎ねていた。

小鳥遊は……うろちょろしてる、囮?

黒瀬は小鳥遊によってきたゾンビたちを刻んでいるっぽい。

そして、周りにも……例えば、わたしたちを案内してくれた白い髪の毛の男性とかは、素手でゾンビを殴り倒している。

できた傷は、すぐに光に包まれて……能力は、回復系?

倒しているゾンビは、一般人の範囲内っぽいし。
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