双葉に咲いた、ニセモノ双子。
「はぁ……これからどうしようか」

「そう、だね……」



心乃花は、少し俯きながら返事をする。

……まぁ、目標がなくなることを怖がっていたし。



「よいしょ……っと。心乃花も座って?」

「……うん」



心乃花は、わたしと同じように氷の塔の端に座る。



「……目標が、なくってもさ。今の楽しいを喜んで生きていけばいいんだよ」



……母さんは、きっとそう言う。

楽観的な人だった。

行き当たりばったりで、思いついたらすぐ行動していた。

「あんたが生きていればそれでいいの!」って笑って死んでたっけ……最後に笑ったもん勝ちらしい。



「ふたりで一緒に、笑って暮らそう。今までの名前も捨てて、いらないもんは全部捨てて……」
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