双葉に咲いた、ニセモノ双子。
「……ばーんっ」

「どこーん」



適当に口に出した言葉と共に、見える範囲のゾンビが全て燃やされる。

一瞬で灰になったゾンビたちは、続けて氷に閉じ込められた。

わたしたちの下にある建物は、まだ熱く燃えている。

中にいるのは、ゾンビになったゾンビ使いだ。



「……これも、もういらないよね」

「……じゃあ、これも」



わたしがバッチと警察の手帳を取り出すと、心乃花も同じものを取り出す。

さらに、心乃花はどこからか取り出したうさぎの人形と母親の手帳も手に持っている。



「それ、燃やしちゃっていいの?」

「……うん。もう、わたしは生まれ変わるから」



……そっか。



「……それならさ、このバッチたちをこのうさぎにつけてあげよう」

「うん……いいね」

「ああ、あとそうだ。もう一回だけ、黒瀬を驚かせたいんだ……これたちぜーんぶ氷漬けにして、炎の中に置いておこ?」
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