いじわる主治医は、私にだけ甘い
まずは近くの百貨店に入って、色んな店を回りながら見て行こうとしたら彩人が立ち止まった。
「こういうとこは外商担当が来るかもしれない」
「は? がいしょう?」
この人の家から油田かなにか湧いてるんだろうか。
もしかして、私、とんでもない人と付き合ってるのでは。
「なんかゆっくり見たいなら路面店回るのもありかな」
「彩人ん家ってほんとにすごいんだね」
「親たちがすごいだけだ。俺は大したことない次男坊だよ」
「まぁ、そういうことにしとく」
「なぁ冴、プレゼントってなんでもいいのか」
「うんっ」
「じゃあ婚約指輪を冴に買ってあげる権利とプロポーズする権利をください」
「えーー?」
デパートの真ん中で、私は固まった。
そういうことってこういう場所で言われることだっけ?
とか思ってるうちに、肩に手を置かれて、サラッと言う彩人。
「冴、俺達、結婚しないか」
「う、嬉しい……!」
いやここで、言われるのと思ったけども!!
逆に私達らしいかもしれない。
知らず知らずのうちに出会って、
運命を変えられて、
そのどれもがいつも突然で、
それでも必然だとこの人となら思える。
「これから、よろしくお願いします」
涙ぐみつつ、ぺこりと頭を下げた。
「で、でも、それって私何も物はあげてないじゃん!」
「良いんだよ。物なんて目に見える形じゃなくても、冴からは沢山貰ってるから」
本当の本当に彩人らしい、プロポーズだった。
「こういうとこは外商担当が来るかもしれない」
「は? がいしょう?」
この人の家から油田かなにか湧いてるんだろうか。
もしかして、私、とんでもない人と付き合ってるのでは。
「なんかゆっくり見たいなら路面店回るのもありかな」
「彩人ん家ってほんとにすごいんだね」
「親たちがすごいだけだ。俺は大したことない次男坊だよ」
「まぁ、そういうことにしとく」
「なぁ冴、プレゼントってなんでもいいのか」
「うんっ」
「じゃあ婚約指輪を冴に買ってあげる権利とプロポーズする権利をください」
「えーー?」
デパートの真ん中で、私は固まった。
そういうことってこういう場所で言われることだっけ?
とか思ってるうちに、肩に手を置かれて、サラッと言う彩人。
「冴、俺達、結婚しないか」
「う、嬉しい……!」
いやここで、言われるのと思ったけども!!
逆に私達らしいかもしれない。
知らず知らずのうちに出会って、
運命を変えられて、
そのどれもがいつも突然で、
それでも必然だとこの人となら思える。
「これから、よろしくお願いします」
涙ぐみつつ、ぺこりと頭を下げた。
「で、でも、それって私何も物はあげてないじゃん!」
「良いんだよ。物なんて目に見える形じゃなくても、冴からは沢山貰ってるから」
本当の本当に彩人らしい、プロポーズだった。