Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~
「···だろうな」
分かりきっていたような、
低いトーンで答えるレオン。


「捨て駒っぽいし」
カインは続けて

「吐かなかったって言ったけど。誰が雇い主かなんて、当然聞かされてないんだろうね」

一度コーヒーを口にし、
小さく息を吐く。

「そいつらに指示した奴までは絞れた」

穏やかな声。
でも、
カインの感情の色。··紫は少しだけ冷えていた。


「そこから先がねぇ。綺麗に足跡消されてる」
カインは少しだけ目を細める。
「まぁ、少し時間かかるな」


その言葉に、
リリィの胸が小さくざわつく。

また
追ってくるかもしれない。
そんな不安が、
頭をよぎる。
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