私に憧れていた年下社長と出張一夜、理性が崩れて溺愛が止まりません
引き寄せられるように、距離が縮まる。

そして――そっと、唇が重なった。

優しいはずなのに、どこか切羽詰まったような触れ方。

抑えていたものが、少しずつ溢れていく。

離れる気配はない。

むしろ、確かめるように深くなる。

「……京子」

名前を呼ばれる。

今までとは違う呼び方。

それだけで、何かが崩れる。

もう、戻れない。

そう思った。触れられるたびに、熱が広がっていく。

抱きしめる腕も、離そうとはしない。

理性で押さえていた境界線が、静かに、確実に壊れていく。

この人の腕の中で。この人の熱に包まれて。

――私は。抗うことを、やめていた。
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