経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
 体はやがてその指を受け入れて、甘える様に絡みつく。それを撫でる指が少し音を立てた。その音で、小さな快感が波のようにやって来ては引いていく。何度も何度も繰り返されて、泣きながら耐えていたら司は指を止めて呟いた。

「やっぱりもう少し解してからじゃないと辛かった? ごめんね」

 本当に辛い。司は絶対に分かっているのに。

「……え? あ、や、やだっ。司君…っ?」

 不満に気を取られて反応が遅れた足を司に掴まれて我に返った。指の近くを舐められて体に電気が走る。

「ひ……っや……っ、だ、駄目……っ」

 言えば言うほど司は応えてくれる。指も舌も、さっきまでの思わせ振りな動きが嘘のように的確に。

「や……あ、ん、ん……んんーっ…」

 ちゃんとして。ほら。と、言わんばかりに手を引かれて強引に乗り越えさせられて体が震えた。全部強引にされて目が回る。あ…終わっちゃった…。と、ぼんやり思った。長い時間待たされ焦らされたものをあっさり貰えて嬉しいような。

 物悲しいような。

「…え、あ……え…?」

 そんな油断をしていた体を司が放してくれる筈がない。足の間に入ってきて、目が合ったら司は笑った。

「どうしたの?」

 そう言いながらも濡れた部分に司は触れる。期待と不安で少し震えた。声が出ない。

「ちゃんといけた?」

 分かっている癖に司は耳元で小さな音をさせてキスをする。ぎゅっと目を閉じてやっぱり何も答えなかったけれど、それでも構わないとばかりに司は耳元で囁いた。

「じゃあ、今の分をしようか」

「で……でも…」

 これからもっとなんて考えられない。もう、体が変になった後なのに。
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