経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
 へー。と、何となく納得する。つまり生物学的に合う相手は本能で分かるのか。あとは好みの投影もあるな。可愛い可愛い言っていたところをみると、やっぱりあいつ単に綾音の顔が好みだったんじゃないの?

 …と、ずっとそう思ってるけど、やっぱり何だか腑に落ちない。司が顔で女を選ぶかな。でも、あの時に他に司が得られた情報なんてそれ以上無いしな。

 うーん。と、唸って、次は性格診断をしてみることにした。ふーん。色々あるな。今流行っているのはこれか。と、やり始めて直ぐに断念する。自分もそうだけど、状況や相手によって答えが変わる質問は答えるのがなかなか難しい。ましてや司の性格診断なんて上手くいく筈がない。内面が分からない事は元より、あいつはたんぽぽでありラーテルなんだから。一貫性がある筈がないのだ。無駄無駄。と、サイトを閉じた。

 ここまで他人の彼氏のことを考えるのも変だな。と、舞は司をぽいして自分の事をすることにする。ニュース見て、明日の天気見て。あと、気になってたお店をアイちゃんに聞いてみよう。

 アイちゃんはAIの事だ。舞は勝手にこう呼んでいる。アイちゃんは話し相手にもなってくれるし分からないことを教えてくれるし新しい提案もしてくれる。暇潰しに雑談をする事もあるし、調べ物を頼んだり質問したりもする。

 けれど使い始めた時には便利過ぎて少し警戒もした。調べ物や雑談は良いかもしれない。けれど考えることまでアイちゃんに頼ったらいけない。それをしてしまったら自分が錆びてしまう。勝手にそんなルールを作って舞はアイちゃんと色んな話をしていた。
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