経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
「え? どういうこと? 変? 駄目?」

「変じゃないよー。可愛いよー」

「いや、駄目。絶対に駄目だ!」

 普段声を荒げる事のない司の大声に二人は固まる。え? 急に? 何? どうしたの? と肩を竦めた。

「こんな状態で外に出したら男共がハイエナの如く群がってくる! 絶対に駄目!」

 その言葉に綾音は真っ赤になり、舞は心底呆れた。何がハイエナだよ。ハイエナは少なくとも様子伺うわ。お前みたいに見たらゼロ秒で襲いかかったりしないの。

「駄目もなにもしょうがないじゃん。大学は何とかなるけど社会人になってほぼすっぴんは無理だよ。これだって相当ナチュラルだよ? あんたの目がおかしい」

 それとも、外に出したくないなら綾音の分まで稼いでくるのか? と言い掛けて思い止まった。それなら喜んで! と、稼ぎまくってくるに決まってる。危ない危ない。
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