経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength

お前は一体何を言ってるんだ!!

「うー…。でもでもー…」

 司は唸りながら頭を抱えている。けけけけけ。悩め悩め。

「つ、司君。あの、ありがとう。でもそんな事有り得ないよ。舞ちゃんが言った通り、普段してないからちょっと変わったように見えるだけ…」

「そうそう。同じ様にメイクした女子の中に混ざれば見分けがつかないって。心配し過ぎだよー」

「そんなことある訳ないだろうが!」

「ひゃっ」

「あはははははー!」

 ひー。こいつ馬鹿だよー。もう笑っちゃうーーー。と、舞は腹を抱えた。

 しかし舞の天下はそこまでだった。

「…よし。分かった」

 すん。と、急に冷静な声で司が呟き顔を上げる。

「俺、綾ちゃんと同じ会社に就職するわ」
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