経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
 思わず目を丸くして聞き返した。綾音は真っ赤な顔をして泣きそうになりながら自分の言葉に震えている。

「ち、ちゃんと言ってなくて、ごめんなさい。あたし司君のこと、ちゃんと好き。凄く好き。これからも、お付き合いして欲しい」
「…本当に?」

「う、うん」

「じゃあ、正式に俺の彼女になってくれる?」

「うん」

「キスしてもいい?」

「う…ぅえ? …んん…っ」

 返事も聞かずに抱き締められて口を塞がれて、綾音は苦しそうな声を漏らした。その声に欲情する。

 でも我慢。

 ひとしきり欲望のままに味わって、ふーふー…。と、キスのせいか感情のせいか、必死に息をする綾音をもう一度ぎゅーっと抱き締めた。体を預けてくれる重みに実感する。やっと好きになって貰えた。これで本当にちゃんと付き合える。はぁー…。と、思わず大きな息を吐いた。

「……司君…」

 やがて息が治まった綾音が呟いた。

「お…怒ってる?」

「怒ってない。嬉しい」

 そ…そっか。と、ほっとしたように頷いた綾音に本音をそのまま呟いた。

「今だから言うけど、今までかなり我慢してた。これからは彼女にしかできない事沢山するから覚悟しておいて」

「…え?」

 とりあえずもう一回。と、そのままキスした。綾音がへろへろになるまでしまくった。
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