経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
「綾ちゃん」

 えっと…よいしょ…。と、ベッドに載ると後ろからそっと抱き締められた。待てないと言われているようで少し照れる。でも、そう表現してくれながらも無理強いはしない手にほっとする。

「いい?」

 そう言われて、即答を少し躊躇う。司の手が体を撫でて少し反応してしまった。でも、恥ずかしいよりも興味が強い。司と先に進むことを待ち望んでいた。こんな事を思うなんて色々と誤解されそうだけど、結局そういう事なんだ。

「うん…」

 自分を抱き締める司の手に手を重ねた。ひんやりとした手が温かい司の熱にじんわりと痺れる。

 経験も無いのに、この人がこの手で自分を可愛がってくれるのを知っている。安心して身を委ねれば凄く良い思いができる。

 そのままキスをされて服の中に手が入ってくる。深く触れ合って、怖いと思うよりも嬉しかった。緊張よりも安心した。

 その後は司がしてくれることを全部受け入れた。足りないことも多過ぎることもないそれも、きっと司の愛情なのだと分かる。

 いつか舞が教えてくれたように、司とのそれは凄く良かった。
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