経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
 そして翌日には届いたメールを確認して二人で目を丸くして、ホテルやサービスを調べて手で顔を覆った。驚いたというよりももう恐怖を覚える程凄いプラン。

「ちょ…ちょっと、凄過ぎるね…」

「やっぱり間違ってるのかなぁー?」

 ホテル、食事、サービス。全てが最上級だ。これ以上に凄い部屋やコンシェルジュが付きっきりのサービス、秘密のレストランなど、二人が知らなかったもっと最上級もあることは分かったけれど、これだって自分達で手配するにはかなりの準備と時間と度胸(金)が必要なレベル。それがぽんと現れて一週間後にご招待。ファンが聞いたら涎ものだろう。けれど二人はファンではなかったので青ざめた。

「す、凄い人だね。上司さん…」

「凄い人だけど…うん。凄い人だね」

 他に表現のしようがない二人はそれで話を止める。

「ちょっと緊張してきちゃった」

「俺も」

 でも、もう行くしかない! と、二人は遊びに行くのに一週間前から緊張し続けてその日を迎えた。
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