年上ヤンキーの熱が止まらない
失礼だけど、誰かのためにとかを考えないような気がするし。
「じゃあ彩、行こ?なんか怖いし…」
名前も知らない先輩のことを凝視していた私の服を、未桜が少しだけ引っ張ってくる。
まあそりゃ…こんな顔が怖くてオーラも半端ない人たちの喧嘩なんて見たくないだろうね。
特に未桜は平和主義者で、滅多に本気で怒ることはない。
「うん。そだね!!」
あ、ヤバ…。
いつもと同じ感じでデカい声を出してしまった…。
先輩たちは無言で睨み合ってたし、周りもちょっとはざわざわしていたけど、ほぼ静かだったから…私の声が悪目出ししてしまった。
もちろん、私が昨日会ったあの先輩ともがっつり目が合った。
ひえぇ……終わった。
予想通り、昨日の先輩が近づいてくる。