続 追想と翼望(ついそうとよくぼう)君がいるから僕の時間が動き出す
今は葵が横にいるだけで女子が近づかない。それが旭には都合がよかった。あまり友達を作らない旭に葵が唯一の友達だ。ただの友達なのだ。
藍とは友達ではなく違う関係でいたい。何とか早々に付き合うことができればと思わずにはいられない。
彼女として藍だけがいれば良かった。その他は煩わしく考えてしまうのだ。葵には悪いが友達としてならいい、それ以上は付き合えない。
「ねえ、旭。カフェ行かない?」
「行かない」
「冷たいな。ちょっとくらい、いいじゃない」
「この後、仕事があるから帰る」
「もう連載終わったんじゃないの」
「また新しい連載が始まる」
「やっぱり旭は凄いね。連載の依頼、途切れたことないわね」
「うん、仕事が無くなったら困るから、これでも頑張ってるつもり」
「天才だから頑張らなくていいんじゃない」
「天才だったらいいけどね。努力か必要なんだ」
「へえ、努力か。でもたまには息抜きしないと病気になちゃうわよ」
「いっそう病気になって熱でも出せば休めるかな」
「それ心の病気の初期症状じゃないの」
「やめろ!勝手に病気にするなよ。急ぐから、じゃあな」
「何よ。病気になりたいんじゃあないの」
旭は葵をおいて走り出した。そんな旭の態度には慣れている。
いつもチヤホヤされていた葵だった。でも誰もが葵自身を見ていないと分かっていた。
葵の価値より両親のお金しか見えていないと知っている。
だから旭の冷たい態度が新鮮だった。葵をただの友達
扱いだ。それも気にいっていた。好きでもない人からモテて、本当に好きな人には振り向いてもらえない。
初めての経験で、どうしたらいいか戸惑った。片思いの切なさを知り、自分の美しさを磨く努力を惜しまないでいる。
そして旭が振り向いてくれるのを待っている。
藍とは友達ではなく違う関係でいたい。何とか早々に付き合うことができればと思わずにはいられない。
彼女として藍だけがいれば良かった。その他は煩わしく考えてしまうのだ。葵には悪いが友達としてならいい、それ以上は付き合えない。
「ねえ、旭。カフェ行かない?」
「行かない」
「冷たいな。ちょっとくらい、いいじゃない」
「この後、仕事があるから帰る」
「もう連載終わったんじゃないの」
「また新しい連載が始まる」
「やっぱり旭は凄いね。連載の依頼、途切れたことないわね」
「うん、仕事が無くなったら困るから、これでも頑張ってるつもり」
「天才だから頑張らなくていいんじゃない」
「天才だったらいいけどね。努力か必要なんだ」
「へえ、努力か。でもたまには息抜きしないと病気になちゃうわよ」
「いっそう病気になって熱でも出せば休めるかな」
「それ心の病気の初期症状じゃないの」
「やめろ!勝手に病気にするなよ。急ぐから、じゃあな」
「何よ。病気になりたいんじゃあないの」
旭は葵をおいて走り出した。そんな旭の態度には慣れている。
いつもチヤホヤされていた葵だった。でも誰もが葵自身を見ていないと分かっていた。
葵の価値より両親のお金しか見えていないと知っている。
だから旭の冷たい態度が新鮮だった。葵をただの友達
扱いだ。それも気にいっていた。好きでもない人からモテて、本当に好きな人には振り向いてもらえない。
初めての経験で、どうしたらいいか戸惑った。片思いの切なさを知り、自分の美しさを磨く努力を惜しまないでいる。
そして旭が振り向いてくれるのを待っている。