浮気調査を依頼した敏腕弁護士が、傷心の私を溺愛して離してくれません
怖かった。

するとその時、スマホに通知が入ったのか、隼太がまた素早く画面を伏せる。

その仕草に、胸がきゅっと締め付けられた。

――違和感は、心からの警告です。あなたは間違っていません。

私は小さく唇を噛んだ。

休日の午後。

私は親友の加絵と、駅前のカフェに来ていた。

ガラス張りの店内には柔らかな音楽が流れていて、休日らしく賑わっている。

「で? 今日はどうしたの」

向かい側でカフェラテを飲みながら、加絵が首を傾げた。

加絵は昔から綺麗だった。

華やかな巻き髪に、流行を自然に着こなすセンス。

学生時代からいつも周囲の中心にいるタイプだ。

その隣にいる私は、昔から地味だったと思う。

でも加絵はそんな私にも気さくに接してくれて、ずっと一番の親友だった。

私はカップを両手で包み込む。

「……隼太のことで、ちょっと相談したくて」
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