ジュリエット・イン・ワンダーランド
「まずは声出しからいくよ!!」
部長に続き、部員たちも声出しをする。そして準備運動を軽くした後、劇の練習が始まった。今回の劇は騎士姫の恋のお話である。
役を与えられた部員たちが台詞を言う。今は騎士姫が主人の護衛を兼ねつつパーティーに参加しているシーンだ。絆は騎士姫役のため、台詞が多い。
『少し夜風に当たってきます』
慣れない華やかなパーティーに疲れた騎士姫はバルコニーに出る。そこへ、彼女にずっと片想いをしている幼なじみが告白をするためにやってくる。幼なじみ役は司が演じている。
『ライラ、今いいかな?』
『ウィリアム。何?』
『俺、ずっと言おうと思ってたんだけど、君が好きだ!俺だけを見てほしい!』
その台詞を聞いた刹那、舞台の上の騎士姫はただの女子高生に戻ってしまった。張り詰めていたものがプツン切れ、その場で蹲って泣いてしまう。
「絆ちゃん?どうしたの?」
「南?」
部長や他の部員たちが心配する中、絆はただ泣きじゃくることしかできなかった。頭の中に浮かんだのは劇のことではなく、あの男子のことだ。
部長に続き、部員たちも声出しをする。そして準備運動を軽くした後、劇の練習が始まった。今回の劇は騎士姫の恋のお話である。
役を与えられた部員たちが台詞を言う。今は騎士姫が主人の護衛を兼ねつつパーティーに参加しているシーンだ。絆は騎士姫役のため、台詞が多い。
『少し夜風に当たってきます』
慣れない華やかなパーティーに疲れた騎士姫はバルコニーに出る。そこへ、彼女にずっと片想いをしている幼なじみが告白をするためにやってくる。幼なじみ役は司が演じている。
『ライラ、今いいかな?』
『ウィリアム。何?』
『俺、ずっと言おうと思ってたんだけど、君が好きだ!俺だけを見てほしい!』
その台詞を聞いた刹那、舞台の上の騎士姫はただの女子高生に戻ってしまった。張り詰めていたものがプツン切れ、その場で蹲って泣いてしまう。
「絆ちゃん?どうしたの?」
「南?」
部長や他の部員たちが心配する中、絆はただ泣きじゃくることしかできなかった。頭の中に浮かんだのは劇のことではなく、あの男子のことだ。