ジュリエット・イン・ワンダーランド
「絆は絶叫系はいけるタイプか?」

「まあ、苦手ではないけど……」

「じゃあまずはジェットコースターに乗ろう!Nランドのジェットコースターは日本一長いんだ!」

そのまま絆と司はジェットコースターの列に並ぶ。その時、絆は部活のことを思い出した。

「司、部活行かないと!」

「今日は休むと部長に連絡したから大丈夫だ!それより、Nランドを楽しもう!」

司はそのままテーマパークに関するうんちくを話し始めた。絆は黙ってそれを聞く。ジェットコースターの列は少しずつ前へ前へと進んでいった。

ジェットコースターを楽しんだ後、絆は司に手を引かれて射的やコーヒーカップ、お化け屋敷やバイキングなども乗った。

「アハハ!風が気持ちいいぞ〜」

空中ブランコで司が笑い声を上げる。その天真爛漫な姿を見て、絆はクスッと笑ってしまった。失恋した痛みがこの遊園地に来てからは、まるで嘘のように消えている。

「あっ、もうこんな時間……」
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