ジュリエット・イン・ワンダーランド
「司、近い」
絆が反対側に座ろうとすると、それを阻むかのように司が手を掴む。司の目には確かな熱があった。
「俺はそいつの代わりにはなれない。でも、俺じゃダメか?」
ゴンドラの中に静かに響いたその声に、絆は息を呑む。まるで劇の台詞のような言葉を、自分自身に向けられるとは夢にも思っていなかったのだ。
「言っておくが、俺は好きな奴以外と遊園地デートなんてしないからな!」
絆の顔が赤く染まっていく。司がフッと笑った。
「ずっと絆が好きだ。……やっと言えた」
絆の中から失恋の痛みが、驚きのせいで一瞬にして消えてしまった。
絆が反対側に座ろうとすると、それを阻むかのように司が手を掴む。司の目には確かな熱があった。
「俺はそいつの代わりにはなれない。でも、俺じゃダメか?」
ゴンドラの中に静かに響いたその声に、絆は息を呑む。まるで劇の台詞のような言葉を、自分自身に向けられるとは夢にも思っていなかったのだ。
「言っておくが、俺は好きな奴以外と遊園地デートなんてしないからな!」
絆の顔が赤く染まっていく。司がフッと笑った。
「ずっと絆が好きだ。……やっと言えた」
絆の中から失恋の痛みが、驚きのせいで一瞬にして消えてしまった。