同じ家なのに君は遠い
天音はぎゅっと制服の袖を握る。

「……私も」

声が震える。

遥斗がこちらを見る。

その視線だけで胸がいっぱいになる。

「私も、遥斗先輩のこと……好きです」

言った瞬間、顔が熱くなった。

恥ずかしくて逃げたくなる。

でも次の瞬間。

遥斗が小さく笑った。
< 109 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop