同じ家なのに君は遠い
二階の廊下は薄暗い。

左側の部屋。

ドアを開けると、そこには必要最低限の家具だけが置かれていた。

ベッド。

机。

小さな棚。

ちゃんと整えられている。

なのに、“誰かの部屋”という感じがしなかった。

(……仮住まいみたい)

そう思ってしまう。
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