同じ家なのに君は遠い
第7章
君だけ特別
あの日から。
天音はまともに遥斗の顔を見られなくなっていた。
昇降口で抱き寄せられた瞬間。
近すぎた距離。
耳に残っている声。
『今のお前、一人で帰らせたくない』
思い出すだけで心臓が苦しくなる。
完全に意識してしまっていた。
もう、“気になる”じゃ誤魔化せないくらいに。
天音はまともに遥斗の顔を見られなくなっていた。
昇降口で抱き寄せられた瞬間。
近すぎた距離。
耳に残っている声。
『今のお前、一人で帰らせたくない』
思い出すだけで心臓が苦しくなる。
完全に意識してしまっていた。
もう、“気になる”じゃ誤魔化せないくらいに。