同じ家なのに君は遠い
朝。

リビングへ入ると、遥斗はいつも通りコーヒーを飲んでいた。

「……おはようございます」

声が少しだけ小さくなる。

遥斗は天音を見る。

その視線だけで、昨日を思い出してしまう。

「おはよ」

短い返事。

でも、そのあと遥斗は少しだけ眉を寄せた。

「顔赤いけど」

「えっ!?」

反射的に顔を隠す。
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