DEAR.-モテるとか聞いてない!-

私と玲央が通う中学はこの辺の公立の中ではトップクラス。

そして2人とも勉強は苦手じゃないときた。

教科書読んであれやこれやすればなんとかなる。

玲央とは、昨日の件で気まずいけど、やることやってとっとと帰ればいい。


自転車に荷物を載せ、病院へ。


「母さんじゃないの?…学校休みだったっけ?」

「お母さんが良かったの?」

「そんなことないけど…むしろ、恋羽に会えて嬉しいよ!」


ドライな瞳を少し向けて、すぐ目を逸らして、持ってきた物と持ち帰る物を入れ替えた。

私はただの世話人。

私はただの世話人。


「恋羽、顔が怖いよ」


うるさ。

好きな子にそれ言って嫌われろ。


「じゃ」

「え、なんか話そうよ!」

「話題無い」

「俺いっぱいあるよ」

「興味無い」

「しょっぼーん!え、待ってよ。コロコロ性格変わりすぎじゃない?ねえ、せっかく来たなら、ちょっと触れ合おーよ」


それこそ好きな子とすればいい。

今はまだ落ち着いてないから身内しか入れないけど、落ち着けば他の人も入れる。

そしたら昨日みたいにハグでもキスでもすればいい。

好きにすればいい。

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