DEAR.
バス停を降り、受付を済ませる。

ノックすると、


「はーい」


どこか上の空な返事がきた。

ドアを引くと、ゲームをしている玲央。

私に気付くとゲームを即やめる。

いい笑顔で私を出迎える。


「俺らのこと見えてますかー」

「久しぶり、光宗とたく!」

「パッと見普通だな」


包帯も取れて、パッと見は普通。


「で…何で光宗、その大きな荷物は?」

「お前の補習と課題」

「Oh…」


窓際にドンと置く。


「恋羽、一緒にやろ?」

「まあいいけど」


そう話している私達を見ながら、木本くんと宮地くんは不思議そうな顔をしている。


「お前らそんな仲良しって感じだったっけ」

「学校で話してるところ見かけた覚えないんだけど」

「仲良しになったんだよねー?」


玲央の言い方がなんか癪に障ったから、無視しといた。

特別養子縁組の、血の繋がらない双子だと知って、両想いになったのは、2人だけの秘密。

男子3人は、身内ネタで盛り上がっていたので、私は窓側のベッドの縁に座ってなんとなく聞いていた。


「長居しても悪いから、そろそろ帰るわ」

「うん、じゃあね。ありがと!」

「ありがと、バイバイ」

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