DEAR.

てか、泊まり?!


「泊まりですか…玲央と?」

「ダメだった?」

「仮にも、好き同士…」

「まだ中学1年生なのに、何考えてるのかな?」

「いや…玲央だから」


危険なニオイしかしない。


「お母さんに連絡しなきゃ」


<病院に泊まることになった>


と、メッセージを送った。


「寝る時は、予備で置いてある俺の室内着、着なよ」

「うん」

「それから俺が抱き締めて寝るから、2重に包まれるね」

「そうだねー」

「棒読みやめてよ」


玲央は笑った。


夜ご飯は、保存食。

私も玲央と同じ物。

調理室が使えないんだろう。


2人で駄弁っていると、就寝時間になる。

21時消灯。

眠れるわけがない。

いつもこんな時間帯に寝ないし、隣には玲央がいる。

壁越しでしか隣で寝たことない。


「窓際に立たれても、夜中怖いだけなんだけど」

「玲央と一緒のベッドなんだもん」

「嫌?」

「落ち着かない…じゃん」

「はいはい、とりあえずおいで」


布団を開けてくる。

私は渋々入る。

至近距離の玲央も、何のケアをしたらそうなる?ってくらい、毛穴は目立たないしツルツル美肌。

ムカつくくらい端正な顔立ちしてさ。

ここは個室っていう密室だからいいけど、外で隣なんか歩けないよ。

私は平凡だから。


< 27 / 68 >

この作品をシェア

pagetop