DEAR.
「光宗くん、食べられない物とかある?ご飯作る時、避けるけど」
「特にないです。お気遣いなく」
「そう…。寝るのは、玲央のベッドでいいかしら」
「ああ、今空いてますもんね」
くっ…私だって玲央のベッドにダイブして寝たいくらいなのに、権限取られたっ…!
「ちょっと、玲央の部屋に荷物持っていく」
「上がって右が玲央の部屋ね」
「左が髙野?」
「うん、私」
玲央に連絡した。
<宮地くんが自宅のリフォームで、一時的にうち泊まってる。玲央の部屋使ってるけど、玲央が帰ってくるまでには綺麗にしておくからよろしく>
と。
夕方になって、そろそろお風呂だなぁという時間。
「宮地くん。どっちがお風呂先かじゃんけん」
「先入りなよ、お前ん家なんだから」
「いいの?私の後で」
「特に…問題無い」
問題無いと言いながら目を逸らした。
なんだなんだ?
とりあえず、なるべく綺麗に入ろう!
風呂から上がると、ソファで医療書らしいものを読む宮地くん。
「なんか難しそうなの読んでるね」
「祖父も父親も内科医で、母親は看護師だからな。俺も内科医か外科医になりたくて、医療書はよく読む。…まあ、俺そんな頭良くないけどな」