DEAR.

「光宗くん、食べられない物とかある?ご飯作る時、避けるけど」

「特にないです。お気遣いなく」

「そう…。寝るのは、玲央のベッドでいいかしら」

「ああ、今空いてますもんね」


くっ…私だって玲央のベッドにダイブして寝たいくらいなのに、権限取られたっ…!


「ちょっと、玲央の部屋に荷物持っていく」

「上がって右が玲央の部屋ね」

「左が髙野?」

「うん、私」


玲央に連絡した。


<宮地くんが自宅のリフォームで、一時的にうち泊まってる。玲央の部屋使ってるけど、玲央が帰ってくるまでには綺麗にしておくからよろしく>


と。

夕方になって、そろそろお風呂だなぁという時間。


「宮地くん。どっちがお風呂先かじゃんけん」

「先入りなよ、お前ん家なんだから」

「いいの?私の後で」

「特に…問題無い」


問題無いと言いながら目を逸らした。

なんだなんだ?

とりあえず、なるべく綺麗に入ろう!


風呂から上がると、ソファで医療書らしいものを読む宮地くん。


「なんか難しそうなの読んでるね」

「祖父も父親も内科医で、母親は看護師だからな。俺も内科医か外科医になりたくて、医療書はよく読む。…まあ、俺そんな頭良くないけどな」

< 34 / 68 >

この作品をシェア

pagetop