DEAR.-モテるとか聞いてない!-

しばらくすると、部屋をノックする音が。


「ご飯だってよ」


宮地くんが呼んできた。


「うん、すぐ行く」


宮地くんの後ろをついて階段を降りる。


「今日はグラタン?美味しそう!」

「下に食パン敷いてみたのよ、どうかな?」

「お、期待」


母と私が並んで座って、私の目の前に宮地くんが座った。

ふにゃふにゃになった食パンがとても美味しい。


「食パンが良いアクセントになってて美味しいです」

「あらありがとう」


夕食後、部屋に戻って玲央と連絡を取る。


<玲央、補習と課題は終わったの?>

<まだ手つけられてないのある>
<上手く手が動かないから、なかなか進まなくて>

<分かった、担任に事情伝えておくね>


ありがとう!とスタンプを送ってきた。


22時半くらいになって、眠くなってきた。

ベッドに横たわってボーッとしていると、ノックされる。


「はぁい?」

「俺だけど」

「詐欺?」

「光宗だよ」

「いいよ開けて」


私は起き上がった。


「眠そうだな」

「眠いよ」

「そろそろ寝んの?」

「うん。宮地くんは?」

「2年生の勉強、予習してから寝る」

「そっか」


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